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予防接種
執筆者: 一般ユーザー さん
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 予防接種の意義

予防接種を受ける意義についてご紹介します。

なぜ予防接種を受けるの?

赤ちゃんの健全な成長のために予防接種は欠かせないものです。ママとパパがその受ける意味をしっかりと理解した上で積極的に受けましょう。

胎児期はママの胎盤を通して免疫物質をもらいます。誕生した後は、母乳から免疫物質を受け取ります。しかし、ママからもらった免疫物質はいつまでも続かず、時間の経過とともに失われていきます。そのため、生後6ヶ月ごろからは赤ちゃん自身の力で免疫力を高めていき、病気を予防する必要があります。その助けとなるのが予防接種です。予防接種の対象となる病気は、赤ちゃんがかかると重症化したり、まれに重い後遺症が残ったり、最悪の場合は死に至ることもある怖い病気です〈参考:最新 月齢ごとに「見てわかる!」育児新百科 Benesse たまひよ P218〉。

とくに、予防接種の有用性については、国連でも次のように報告されています。

1980年から1995年にかけて、ユニセフとWHOとの協同事業によって6つの殺人病、すなわちポリオ、破傷風、はしか、百日咳、ジフテリア、結核に対する予防接種率が5パーセントから80パーセントにまで引き上げられた。これによって年におよそ250万人の子どもたちの命が救われることになった。

〈出典:国連広報センター

 

 上にあげた6つの病気が殺人病と呼ばれ、予防接種を受けることで多くの尊い命が守ることができているなんて日本のような先進国では想像もできませんが、予防接種をするだけで助かる命があるのであれば親が積極的に受けさせて大事な命を守ってあげる必要があります。

副作用が心配・・・

万が一副作用が起きたとしても慌てないためにも副作用について知っておきましょう。

副作用は、体にワクチンが反応して起こる症状のうち、予期していなかったものを言います。予防接種は、毒性をなくしたワクチン(生ワクチン)や、病原性をなくしたり弱めたりしたワクチン(不活性ワクチン)を体に入れることで、免疫を作ろうとするものです。ということは体が反応して何かしたらの症状が出るのはごく自然なことなんですね。

たとえ、発熱や発疹などの症状が出たとしてもほとんどが軽く、数日で自然に回復するもので、過剰に心配する必要はないそうです。ただ、親はお医者さんではないので何か異常を感じる場合は、ためらわずかかりつけ医に受診していいと思います。病院がお休みで診療を受けたくても受けられない場合や、自分では判断がつかない場合は小児救急電話相談(#8000)に電話するのもひとつかもしれません。

(参考)海外では

たとえばカナダでは、様々な人種が暮らし宗教や考え方が違うため予防接種は任意で強制ではありません。予防接種をするかしないかは親の判断に任されます。その結果一度は減少した殺人病が、予防接種率の低下に伴い再び増加しているそうです。

最後に

一人一人が確実に予防接種を受ければ、周りに病気を流行らせる心配もありません。まずは、ママとパパが予防接種についてしっかりと理解しましょう。そして、大事な子どもを守るためにかかりつけ医と相談しながら忘れずに受けましょう。

2015/11/27 更新

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